ドバイで印象に残ったこと
10/5〜10/10に、IRSSMというサービスマネジメントの国際学会に参加するため、今回初めてドバイに行った。
ちなみに、中東進出も初!憧れの砂漠*1!!!
9月に偶然ドバイに観光に行っていた親友が「命の危険を感じた」と言っていたので覚悟して出陣したが、意外と10月は日本の8月のような気温で、生存可能範囲であった。
この記事では学会期間中、印象に残ったこと・サービスを残す。
ドバイモール*2の圧倒的大きさ、ブルジュカリファ*3からの眺めに圧倒されたのは言うまでもないけど、ここに記すのは見て、ちょっと考えて「なるほど」と思ったこと。
目次
ちなみに学会の内容についての記事はこちら
その1: 意外と開発途上
みなさんはドバイと聞いたら何を思い浮かべるだろうか
私は都市全体が、こうだと思っていた
これはこれで実際の写真なのだが、このように華やかなのは中心街だけで、電車で15分ほど離れた私の宿泊ホテル最寄りはこんな感じだった
うん、何もない。 わずか15分離れただけでこんな感じとは、ちょっと意外だった。
ネットだと1枚目のような情報しか触れなかった。
大げさかもしれないが、インターネット上の情報と実世界の現状の乖離を感じた瞬間だった。
百聞は一見にしかず
その2. 宿泊ホテルPremier Innのサービス
今回は私が滞在したのは、ここ、三ツ星ホテル Premier Inn Dubai Al Jaddaf
驚くべきは、値段の安さと評価の高さ
ドバイのホテルは全て一泊3万円以上するのではないかとビクビクしていたが、それは中心街の5つ星ホテルで、どうやら三ツ星ホテルは8,000円くらいで泊まれるようだ。
ここPremier Innは何と5泊で26,000円だった。え、1泊5千円弱?
三ツ星で5千円ってすごくないか?
しかも、ホテルのサービスも素晴らしかった。
空港からの24時間無料送迎バス付き
スタッフは気さくかつ英語*4が流暢
部屋の掃除も毎日完璧
無料Wi-Fiかつペットボトルのお水が毎日提供
レストランでウェルカムドリンク提供
無料で使えるジム・プールあり、カフェも併設
こんなに安いカラクリは一体なんぞや??? おそらく、大きくは以下二つ
周りに何もなく、部屋からの眺めは期待できない
2枚目の写真にある通り、ホテルの周りはスーパーがあるくらいで、ほとんど何もない。でも、メトロは徒歩5分内にあるし、中心街に行くには全く問題ない印象アメニティが全くない
これがコスト削減として大きいと思う。歯ブラシ、スリッパ、ブラシなど、日本にはあって当たり前のアメニティが全くなかった。
シャンプーはあったが、何とボディソープとシャンプーが一つになったもの。
流石に使う気にはなれなかった
私はアメニティを基本的に持ってきてたので問題なかった。
が、考えてみれば、特に女性はシャンプーやリンスや洗顔料など、自分が普段から使っているものを旅行に持参する場合が大きい。
また、外国人によって髪質や肌質も全く異なるだろうからシャンプーやソープに対する質の評価も変わってくるだろう
結局、外国で用意されているアメニティを使わない観光客は多いのではないか。
それよりも、
これを一泊5千円で実現させる方が、観光客にとってアメニティが充実しているよりもよほど価値があることのように思える。
外国人顧客にとって価値あるサービス内容な何か。これがしっかり考えられているように感じた。
私的には、ズバリ、98点*7!
結論、このホテルは自信を持っておすすめできる。
その3. エミレーツ航空の募金サービス
みなさんは、こんな経験はないだろうか
「現金が微妙に余った…」
私的旅行あるある第一位だと思っている。
いかに現地のお金を残さず帰れるかは旅行に不可避のミッションだ。
まぁ、高い確率で達成不可能である。
必ず100円弱、残る。
そして残った硬貨は仕方なく記念物として旅行用お財布の中に永眠されることとなる。
さて、今回も見事に200円弱を残し、「ドバイ来るのは何年後になるかな〜〜〜」とぼんやり考えながらエミレーツ航空でドバイを後にした。
エミレーツ航空では、発展途上国への募金活動を行なっております。もし、滞在中、使い切れなかった硬貨がありましたら、座席のポケットにある封筒に入れ、スタッフにお渡しください。硬貨の種類は問いません。
えーーーすご!!!!!!!!!!!
何がすごいって、今後使うことがないであろう硬貨を、世界の人々の支援に活用って!
私たち観光客にとって財布の重量を増やすものでしかない微量の硬貨。
その微量の硬貨でも助かる貧しい人々。
硬貨を提供する側、受給する側双方のメリットを媒介するエミレーツ航空、すごい!
Airbnbのような、顧客と顧客をつなぐC to Cサービスの偉大さ…
でも思い返してみれば、空港に降り立ったら、必ず募金箱はある気がする。
しかし、長時間のフライトを終え、ようやく自国に降り立った折には、そんな募金箱には目もくれず一心に出口を目指すのが大半だろう。
時間にゆとりがある飛行機内で行うことだからこそ意味がある。と一人で納得し感心していた。
まぁ、それでも募金する人は少ないけど。きっと私みたいに硬貨を減らしたく封筒にお金を入れる人はいるだろう。
個人的に、この渡航中に最も印象に残ったことなのでした。
はたまた長文となってしまいましたが、ここまで読んでくれてありがとうございました!